うつ病でも結婚したい!・・・し、1年でできた話

うつ病・恋愛経験なし・田舎暮らしだけど、素敵な人生をつかみたかった女の話

【婚活体験談42】恋愛経験なし婚活中アラサー娘と父の気持ち

こんにちは。ゆきこです。

 

前回は家族会議の厳しい結末で終わってしまったので、今日は続きを。

 

 

父娘は基本的には仲良しです。

性格がよく似ています。

 

ですが、父の方が言い方も性格もキツイと思います。

それは、父自身の生い立ちにもよるものなので、前回キツイことを言われましたが、それで父のことを嫌いになったり恨んだりすることはありません

 

家族会議は父の「結婚には賛成しない」という発言とともにお開きになりました。

 

私の涙腺が静かに崩壊しました。

半日経っても泣きつづけました。

 

母に慰めてもらい、兄弟に話を聞いてもらい、泣き落ちて眠りました。

 

我が家の緊急家族会議が開かれるのは3回目です。

会議のあとは、常に涙がつきものでした。

家族中への根回しはすでに済んでいて、最後に父に最終決定事項をつきつけるという場になります。

突然のことに戸惑う父の口から出る鋭い言葉に、主催者の心がズタズタにされて、もう一度立ち上がるための場です。

通過儀礼なのです。

 

その日の夜は、父の友人たちとともに我が家でごはん会が行われました。

楽しいおじさん達ですが、私の涙が止まらないので、私はほんの最初だけ座っていて、早々に自室に向かいました。

 

母が心配して様子を見に来てくれます。

母の優しさに触れて、また泣きました。

 

思い出して書いている今もまた泣いています。

 

私は、人の温かい感情に触れることができるとすぐに泣いてしまう人間です

映画や小説、漫画を読んでいてもすぐに泣きます。

ホームアローンでも泣きます。

こんなに泣きまくる人間ではなかったのですが、うつ病を発症した後から、人のプラス感情に触れると感動してよく泣くようになりました

 

 

飲み会中のおじさん達も、自分たちの子どもの巣立ちについて話をしていました。

子どもを想う彼らの考えに触れて、父親の愛情に触れて、また泣きました。

 

それを聞かされる父のことを考えると複雑な気持ちになりました。

 

だって、数時間前に、娘に「町を出ていく。家も出ていく。結婚する。仕事も辞める。でも、しばらくは住ませろ。」って告げられているのです。

寝耳に水すぎて、かわいそうです。

ろくでもない娘だと思います。

 

私も悪いところがたくさんあるから、「金をかけて無駄だった」などと言われても、父を責めることができないのです。

 

もっと事前に細かに相談するべき。

無職で住むなら、家に金を入れるべき。

仕事を辞める前に、辞めなくて済む手段をとるべき。

そもそも結婚相談所での婚活には反対だった。

近くの普通の男性と結婚して、今の正社員の仕事を続けながら、近くで暮らしていくものだと思っていた。

 

色々なべきがあるのに、私はやりません。

 

たった3カ月で、父が思っていた娘の人生設計が大きく変わってしまいました。

父からすると、最後の反撃として、あの言葉が口から出たのでしょう。

 

母も私と父のことをよく分かっています。

 

父は不器用な人間なので、娘からの突然の決別宣言を簡単に受け入れることができなかったのだと思います。

というか、誰でも突然こんなことを言われたら戸惑います。

 

 

30年近く、育ててくれてありがとうございました。

家族がいながら、ずっと何十年も働き続けることがどれだけ大変なことか分かりました。

私にはできませんでした。

仕事で嫌なストレスもたくさんあると思います。

それなのに、ずっと働いてくれてありがとう。

まともな、普通の道を進むことができなくてごめんね。

 

そろそろ泣きすぎて、まぶたも腫れてきました。

水分をいっぱい摂っているのに、トイレに行きたくならないのは目から水が出ていくからでしょうか?

 

結局、涙は丸二日間止まりませんでした。

30年近い人生で、赤ん坊時代に次いで泣いている日々になりました。

 

 

家族会議編、もう少し続きます。

 

ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました。