うつ病でも結婚したい!・・・し、1年でできた話

うつ病・恋愛経験なし・田舎暮らしだけど、素敵な人生をつかみたかった女の話

【婚活体験談46】うつ病で退職して、無職になりました

こんにちは、ゆきこです。

 

今日は会社を辞めたときの話をします。

 

プロポーズを受けて婚活がうまくいったとはいえ、相変わらず自己肯定感は低いまま。

特に仕事に関しては、もうグチャグチャのボロボロで、怖くてたまりませんでした。

 

会社の人と連絡を取ることが怖い。

仕事に関することを見るだけで怖い。

仕事の話をすることが怖いから、会社でコミュニケーションをとることができなくて、仕事を覚えられない。

教えてもらうために話しかけることも怖いから、何もできなくてミスをする。

 

社会人として、まったくダメダメでした。

自業自得にミスをする日々が続きました。

 

人と話さなくちゃ仕事ができないことが分かっていたのに、やっぱり怖くてどうしようもなかったです。

現在はうつ病が治っており、まだ話しかけることに少し躊躇はしますが、このときよりは全然マシです。

やはり病気のせいで脳が少し壊れていたのだと思います。

 

 

ちなみに、この頃はテレビ番組のプロフェッショナルやセブンルールといった、仕事人をテーマにした番組を見ることも怖かったです。

唯一見ることができたのは社会系番組はザ・ノンフィクション

 

 

そんな私ですが、結婚をするために仕事を辞める決心をしたのだから、嫌でも辞める手続きをしなければなりません。

 

 

まずやったことは、退職手続きの方法をインターネットで調べること。

そこには退職願を書くといったものもありましたが、最初は上司に報告するべきだと分かりました。

そもそも休職中の身なので、上司への報告無しには話が進みません。

 

そこで、上司に電話連絡をしました

 

電話をするときは、すごくすごく勇気がいりました。

会社のことを考えるだけで怖いのに、直接話をするなんて絶対無理と思っていました。

ただでさえ、電話恐怖症なのに・・・

 

でも、電話をしなくちゃ辞めることができない。

結婚することができない。

 

覚悟を決めて、ダイヤルボタンを押すしかない。

スマホを握りしめて、電話画面を見つめるだけで何もせず30分は経過しました。

 

何から話しはじめたらいいだろうか・・・

怒られたらどうしようか・・・

怖い・・・

 

それでもダイヤルボタンを押すことができました。

Mさんとやりとりしたラインのメッセージを見直して、この恐怖を乗り越えたら、Mさんとの幸せな結婚が待っていると考えることができ、勇気をもらいました。

 

 

お疲れ様です。今お時間大丈夫でしょうか?

 

 

久しぶりに部下から電話がきたものなので、上司もとても驚いていました。

そして、ただならぬ雰囲気を感じたのか、すぐに別室に移動してくれたようで、周りの人に聞かれることなく電話をすることができました。

 

 

辞めさせてもらいたいんです。

 

 

色々な言葉をシミュレーションしましたが、この言葉を伝えることがやっとでした。

 

伝えると、上司はすべてを悟ってくれて、しばらく無言が続いた後、「分かった」と一言言ってくれました。

 

このあとは上司が人事と話しをして手続きを進めてくれました。

上司も、さらに上の上司や人事から、引き留めるよう言われたそうですが、私の気持ちを汲んでくれて、無理に引き留めるような行動はしませんでした。

とてもありがたかったです。

 

 

会社には私物を置きまくっていました。

荷物を取りに行くために、人がいない土日に特別に会社に入れてもらって、泣きながら机を整理しました。

自分の机を見ることも怖かったです。

自分がやるべき仕事を他の人がやってくれている現実を見ることになるからだと思います。

 

 

最後に、退職に関わるたくさんの書類を記入しなくてはいけませんでした。

会社に行くと泣いてしまうし、同僚に会うことも怖くてできないので、上司の家で書類手続きをしてもらいました。

 

恥をさらしまくって、迷惑をかけまくって、情けなくて申し訳なく思いましたが、私が未来に進むためにも、みっともなかったですが辞めさせていただきました。

 

立つ鳥跡を濁しまくりで、本当に申し訳なかったです。

 

 

仕事を辞めるために行った手続きは以上です。

 

振り返ると、あっさりしています。

 

電話をかけて、辞める意思を伝える。

私物を取りに行く。(貸与品を返す。)

書類を書いて、提出する。

 

以上です。

 

 

普通の円満退職ならば、お世話になった人に挨拶をするとか、退職を祝ってもらうなどがあると思いますが、私は逃げるように辞めたので、そういったことはありませんでした。

お世話になった人もたくさんいたので、何も言わずに去ってしまったことは申し訳ないと思っています。

当時は社会や世間のすべてが怖すぎて、お世話になった人に挨拶をするなんて、全く考えることができませんでした。

できることといえば、どうやって逃げるかを考えることだけ。

今も元気にはなりましたが、当時関わった人たちにはまだ会いに行くことができていません。

やっぱり怖い気持ちがムクムクと出てきます。

もう少しだけ、自分から会いに行けると思う日が来るまでは、申し訳ないですが無理に行動に移すことはやめようと思っています。

 

 

退職に踏み切るために悩んだ時間は膨大ですが、実際に行動すると、思ったよりあっさりと終わりました。

これで、無職になってしまいましたが、私を4年悩ませていた悩みの種がなくなりました。

やっと、うつ病発症のきっかけから離れることができました。

 

私と同じように、メンタル系の病気で苦しんでいる人は、仕事についてとても悩んでいるのではないでしょうか?

病気のせいで脳がおかしくなっているので、何でもネガティブに考えてしまうと思いますが、ひとつの体験談として私の話が参考になったら嬉しいです。

 

仕事を辞めることは勇気がいりますが、どうしてもダメなら仕方ありません。

私は仕事のために死ぬのは嫌でした。

しょせん一つの仕事のせいで、家族や友人を悲しませることになります。

 

仕事を辞めて、一人になって、ボーっとしたり、精一杯遊んでから、死ぬかどうか考えてもいいのではないでしょうか。

せっかくの人生、パーっと楽しんでから、最後の行動をするか考えましょう。

 

ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました。